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薬草医ラルフ『龍執事のハテナすぎる角』

Medical Herbalist Ralph ≪ Dragon Butler's Jargon Antlers ≫ (←一応、韻を踏んでいます) 辰年生まれのおっさん生活はいつも何かが ” 深い ” です。日々の出来事を綴ったり、興味のあるものを調べたり、料理の話をしたり、時には手芸や薬草の話をしたり。そんなこんなのブログです。できればPCからの閲覧にご協力くださいませ(スマートフォンでは読みづらいはずです)。

遠国珈琲とカップッチーニスタ( Cappuccinista ) ~ アレンジコーヒーなど8種

いろいろな国の朝食を調べていたんです。

偶然、南アフリカの『バニー・チャウ/ Bunny Chow 』という食べ物を見つけて、可愛いなぁと思いながらアフリカをもう少し調べていました。




今回はこの料理の話ではありません。


モロッコの朝食の話を掲載しているサイトで『ヌスヌス』という面白い名前のコーヒーを見かけて興味を持ったんです。

ということで、今回はアレンジコーヒー系飲料の話をしたいと思います。

ただし、あまのじゃくな私が直球の話をするはずもありません。変化球的なアレンジコーヒー系飲料を世界から集めてみました(といっても小規模です)。



それから、タイトルの『カップッチーニスタ/ Cappuccinista 』とは『カップッチーノ/ Cappuccino 』に『~イスタ/ -ista 』のついた単語です。カップッチーノを淹れるスペシャリストのような意味だそうです。



       ◆◆◆◆◆◆



【1】ヌスヌス( Nous nous, Nuss nuss )

まずはこのアレンジコーヒーからです。



このサイトによると、『ヌスヌス』とは『半分半分』という意味があるそうです。標準アラビア語で ” 半分 ” という意味の単語は『 نصف /ニスフ』なので、アラビア語でもモロッコ方言ではないかと推測されます。

この『ヌスヌス』をアラビア文字で書くと、このような綴りになるそうです(方言の場合、正式な綴りがないことが多いです)。ちなみに、アラビア文字は子音だけしか表記しません。

 

このヌスヌスのラテン文字表記は『 Nuss nuss 』『 Nus nus 』や、フランス語綴りの『 Nous nous 』などさまざまです。また、『ノスノス/ Noss noss 』や『ナスナス/ Nass nass 』のように母音の異なる言い方もあるようです。

※ 余談ですが、『 Nuss 』はドイツ語で『ナッツ』を意味しますが、ドイツ語とは特に関係はありません。

〚作り方〛
作り方はフォームドミルク半分、エスプレッソ半分です。なので、半分半分というネーミングだそうです。



私の目では、これがモロッコ独自仕様なのか判断できません。ラッテ・マッキアート( Latte Macchiato)と何が異なるのでしょうか?

きっと素人の目にはわからない『何か』があるのだと思います。



【2】カフェ・ブレーヴェ( Café Breve )

ブレーヴェという響きが『ブレーヴ/ Brave 』に似ているので格好いいなと思ったのですが、違う意味のようです。アメリカのアレンジドリンクだそうです。

〚作り方〛
エスプレッソ 適量、 ハーフ&ハーフクリーム 適量

エスプレッソに蒸気を入れて泡立てたハーフ&ハーフクリームを注ぎます。あえてフォームを後乗せすることもあります。



ハーフ&ハーフクリームとは、乳脂肪分10.5~18%の生クリームです。日本にはないので調合してください。



【3】カフェ・ラグリマ( Café Lágrima )

こちらはスペインのアレンジコーヒーだそうです。

〚作り方〛
エスプレッソ:スチームミルク=4:1



『 Lágrima 』とはスペイン語で『涙』という意味だそうです。なぜそのネーミングなのかはよくわかりません。

私は綴りの美しさに惹かれました。言葉の響きもいいですよね。なにか聞いたことがあるなと思ったら、イタリア語の『 Lacrima /ラクリマ』でした。こちらも涙という意味の単語ですね。



【4】カフェ・ボンボン( Café Bombón )

こちらもスペインのアレンジコーヒーだそうです。

〚作り方〛
エスプレッソ 適量、 コンデンスミルク 適量

人によって分量がまちまちなので、適量とさせていただきました。



スペイン語で『 Bombón 』は『チョコレート、砂糖菓子、飴』という意味です。なんとなく、そのネーミングにした理由がわかるような気がします。



そういえば、ベトナムもコーヒーにコンデンスミルクを入れて飲むような気がしたんですよね。ということで、調べてみました。



【5】カーフェー・スア・ダー(
cà phê sữa đá)

ベトナムのアイス練乳コーヒーです。



sữa /乳、ミルク』『 đá /石』という意味です。



〚作り方〛
粉コーヒー 大さじ2、 コンデンスミルク 大さじ2、 湯、氷 適量

①グラスにコンデンスミルクを入れる。
②カフェ・フィン( cà phê phin )に粉コーヒーを入れてグラスに乗せ、湯をスプーンで淹れてゆっくりと抽出する。
③適量抽出されたら、スプーンでコーヒーとミルクをかき混ぜる。
④氷をいれたグラスに注ぎ入れる。

『カフェ・フィン』とはベトナムのコーヒー抽出器です。



ベトナムのコーヒーはロブスタ種が主流らしく苦いそうです。コンデンスミルクをこれでもかと加えるのはそのためなのでしょうか?



【6】カーフェー・チュン(
Cà phê trứng )

ベトナムのエッグコーヒーです。このコーヒーに関しては以前、このブログでも少し取り上げたことがあります。

 ⁂ ブラウン司祭のあったか小咄。~ ホットドリンク2種 (2014年11月12日)

以前の記事にレシピはありませんでした。今回は載せてみたいと思います。



trứng /卵』が意味するとおり、卵を使います。



〚作り方〛
卵黄 2個、 コンデンスミルク 大さじ3、 コーヒー 1杯分、
砂糖 小さじ1、 バニラエッセンス 小さじ1/2(お好みで)

①卵黄と砂糖を泡立て器で白っぽくもったりするまでよく泡立てる。
②コンデンスミルクを3回に分けていれながらよく泡立てる。
③カップにコーヒーを8割ほど入れてエッグクリームを乗せる。その上から残りのコーヒーを注ぐ(エッグクリームに少し染みを作るような感じで)。

※卵黄、砂糖、コンデンスミルクを一度に混ぜてもよい。



       ◆◆◆◆◆◆



ここからはコーヒーではないものの、カップッチーニスタのテリトリーっぽいアレンジドリンク(アレンジコーヒーに準ずるアレンジドリンク)を見つけたので、2つほど載せたいと思います。


【7】タロ・ラッテ( Taro Latte )

タイのアレンジドリンクです。



きれいな紫色をしていますが、ブルーベリーやブドウではありません。これは『タロイモ』を使ったアレンジドリンクです。芋をそのまま使うのではなく、粉末タロイモ(タロ・パウダー)を使います。



この芋がこんなにきれいな紫色になるのでしょうか。

『タロ・ラッテ』はタイでもそのまま『タロ・ラッテ』と言うそうですが、タイ語で言うならばこうなるらしいです(たぶん)。



『 Nom Pheuak Rorn / Hot Taro Milk 』でしょうか。日本語では正確に表記できないので、無理に日本語でふりがなをふるのはやめておくことにします。

〚作り方〛
粉末タロイモ 適量、 牛乳 適量



カフェ・ラッテと同じように作ればいいのかと思います。粉末タロイモは湯で溶くのか、牛乳で溶くのかはよくわかりませんでした。



【8】抹茶・コン・パンナ( Matcha con Panna )

エスプレッソ・コン・パンナ( Espresso con panna )の濃茶バージョンですね。日本のアレンジドリンクです。



エスプレッソ・コン・パンナが『食べるエスプレッソ』と言われているので(たぶん)、抹茶・コン・パンナは『食べる濃茶』といったところでしょうか。

〚作り方〛
濃茶 適量、 生クリーム 適量、 抹茶 適量

カップに濃茶を入れて、上にホイップした生クリームを絞り、抹茶をふりかければ完成です。



上の図の『 Whipped Cream 』はホイップされたクリームという意味です。『植物性のホイップクリーム』という意味ではありません。ホイップクリームは植物性ではなく、乳由来の動物性クリームでリッチにいただきたいてみたいです。



       ◆◆◆◆◆◆



ということで、ちょっと変化球的なアレンジコーヒーを綴ってみました。

世界にはもっといろんなアレンジコーヒーや、アレンジコーヒーに準ずるアレンジドリンクがあると思います(私が探せなかっただけです)。

記事が長くなってしまったので、〆の言葉もなく終わります(笑)



※今回の画像とレシピはインターネットのあちらこちらからお借りしました。



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油で生まれた魔訶料理を眺めていたい ~ ソイ・チェン・フォン( Xôi Chiên Phông )

偶然この動画に出会いました。




なまらビックリしました(・ω・)


動画のタイトルがベトナム語なんですよね。こういう摩訶不思議な料理はベトナム料理だろうなと思って捜索していたら、やっぱりベトナム料理でした。



『 xôi chiên phồng /ソイ・チェン・フォン』というそうです。簡単に説明すると、もち米と緑豆を餅状にしたものを油で揚げて風船のように膨らませた料理のようです。



これをハサミでちょきちょきと切り分けて、主食として食べるようです。見た目はとても衝撃的なのですが、意外と薄皮なんですよね。切り分けてしまうとボリューム感がなくなってしまうんですよね(なんとなく寂しい…)。



揚げている時のパフォーマンス性やエンターテイメント性の高さと、見た目のインパクトがあるだけでも素晴らしいですよね。

屋台でこのパフォーマンスをしていたら、胸がときめきます(笑)



       ◆◆◆◆◆◆



ということで、レシピです。ベトナム語のレシピと英語のレシピがいくつかありましたので、翻訳したものを紹介したいと思います。なお、ベトナム語は勉強したことがないので、Google翻訳を使いました。

なお、ご家庭用レシピのため、動画のようなインパクトのあるものにはならないです(動画のように膨らむ保証はありません)。ちなみに、1カップ=250mlです。


【材料・分量】
もち米 500g、 緑豆(皮をむいたもの)150g、 砂糖 80g、
ココナッツミルク 1/2 ~1カップ(お好みで)、 塩 小さじ1/2(お好みで)、 揚げ油


【作り方 その1】
① もち米と緑豆はそれぞれ水に4~6時間ほど浸す。
② もち米と緑豆を混ぜ合わせて蒸す。ココナッツ風味にする場合はココナッツミルクをお好みの量混ぜる。
③ 蒸し上がったら砂糖を手早く混ぜる。
④ ひとまとまりになるまで捏ねる。
⑤ 5mm程度の厚さの円板型にして油で揚げる。


【作り方 その2】
① もち米と緑豆はそれぞれ水に4~6時間ほど浸す。
② もち米と緑豆を混ぜ合わせて、炊飯器の釜に入れる。
③ 砂糖とココナッツミルク(お好みで)を混ぜ合わせて②の釜に入れる。
④ 水(分量外)を③の釜に適量入れて炊く。
⑤ 炊き上がったらひとまとまりになるまで捏ねる。
⑥ 5mm程度の厚さの円板型にして油で揚げる。


その1は蒸すレシピです。その2は炊飯器で炊くレシピです。揚げ油の温度は残念ながら書いてありませんでした。

材料はどのレシピも同じですが、分量にバラツキがかなりあります。
  もち米:緑豆:砂糖 = 6:2:1
              7:3:1
              4:2:1
              9:1:2
私が参考にしたレシピはこのような比率でした。他にもいろいろあると思います。お好みの比率で作ってみてください。

また、補助的な膨張剤として、上記の分量にベーキングパウダー小さじ1、重曹 小さじ1/2を加えるレシピもあります。


未知の料理なので調べが甘くなってしまいました。インパクトに負けて見切り発車してしまったと思ってください。世界には本当にいろいろな料理があるんですね。



       ◆◆◆◆◆◆



もうひとつ、ベトナム料理で美味しそうなものがありました。



『 Bánh cam /バイン・カム』という丸い揚げ菓子です。中国料理の胡麻団子に似ていますが、バイン・カムは生地と中の緑豆餡間にすきまがあります。振るとゴトゴトと音がするようです(たぶん)。



この料理も生地の膨張を利用しています。振ったら音がするのは胸がときめきます。

レシピを翻訳する途中で力尽きたので、画像を眺めるだけにしておきます(笑)


調理って科学ですよね(・ω・)


理論や公式が先にあるのではなく、生活のなかにある『変化』や『反応』が先にあっての理論や公式ですよね。『妖怪のしわざ』にしてしまえば試験勉強もしなくて済みますが、公式化できる事象は本当に『美しい』のですよ。妖怪よりはるかに美学です。

よくわからないまとめで終わります(笑)



※今回の画像とレシピはインターネットのあちらこちらからお借りしました。


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菊に降る月。 ~ 重阳糕

本日9月9日は『重陽』の節句ですよね。

5つ節句があるなかで、日本ではいまいち影が薄い節句なので、なんとなく不憫に感じています。なので、今回はそんな重陽を楽しもうぜ!的な記事を書きたいと思います。

2000年度にNHKテレビで放送された『中国語会話』で、重陽の節句を取り上げたことがありました(生徒役:はなさん)。かなり印象に残っているんですよね、私。

重陽の節句に食べるお菓子『重阳糕 / [ chóng・yáng・gāo / chong2yang2gao1 ] 』を取り上げていました。当時の記録もしっかり残してあるので、今回はこのお菓子について書き綴っていきたいと思います。



       ◆◆◆◆◆◆



まずは、重陽の節句についての解説です。番組内ではこのようにおっしゃっていました。

中国では奇数は『阳数 / [ yáng・shù / yang2shu4 ] 』といって縁起のよい数字とされています。とりわけ9は奇数のなかで一番大きな数なので、とても縁起が良いです。その9が2つ重なった旧暦9月9日は素晴らしいです。

旧暦9月9日を『重阳节 / [ chóng・yáng・jié / chong2 yang2jie2 ] 』といいます。北京語なので簡体字が使われています。それぞれ『 阳 / 陽 』『 节 / 節 』です。

重陽の節句に食べる菓子は『重阳糕 / chóng・yáng・gāo 』という菊の花を使ったケーキです。ちなみに『糕 / gāo 』は『高 / gāo 』と発音が同じことから ” 出世する ” ものとして縁起が良い食べ物とされています。


私情なのですが、9って姓名判断では凶数ですよね。それが私の脳内で錯誤して、9月9日が縁起が良い月日だと理解できないんですよね。まあ、『縁起が良い/悪い』なんて、こじつけや語呂合わせみたいなものなので気にしなくなりましたけど(笑)



       ◆◆◆◆◆◆



では『重阳糕 / chóng・yáng・gāo 』の作り方です。たぶん6個分です。

【材料・分量】
 生地:
コーンミール 70g、 薄力粉 70g、 水 100ml、 ベーキングパウダー 小さじ2 
重曹 小さじ1、 砂糖 25g
 装飾用:
なつめ 18個、 レーズン 適量、 松の実、クルミ 適量、 乾燥菊の花 6個

【作り方】
① なつめは水でもどして種を取る(2つに割って)。
② 生地の材料を全部混ぜる。あまり力を入れないで混ぜること。
③ 生地を手で伸ばして、直径8cmと6cmの円板を作る。
④ 8cmの生地になつめとレーズンを乗せる。
⑤ 上から6cmの生地を乗せる。このとき、なつめとレーズンの端が見えるように乗せる。
⑥ 菊の花を真ん中に乗せ、レーズン、松の実、クルミを好きなようにデコレーションする。
⑦ 蒸し器に並べて、強火で15分ほど蒸す。



作り方は以上です。

この時の試食で、生徒役のはなさんはこうおっしゃっていました。

『蒸しパンみたいでやわらかい! コーンミールのつぶつぶ感がはじけています』


菊の花は身体の血や ” 気 ” の循環を良くしてくれる食材とされ、寿命を延ばすとも言われているそうです。 この時にふるまわれた『菊花茶 / [ jú・huā・chá / ju2hua1cha2 ] 』はとても良い香りがしたそうです。



       ◆◆◆◆◆◆
 
 
 
インターネットで画像検索すると、平坦で四角い形のものが多くヒットします。中国語はよくわからないので、それが何なのかはよくわかりません。

でも、円板状の生地を重ねるタイプのものも少数ではありますがヒットします。

  
 
なつめを飾るものが圧倒的に多いです。多段のものは『食べ物』というより『重陽節の象徴』という風格を持っていますよね。

どうして重陽の節句だけ日本人は祝わないのかと思ったのですが、日本では数字の9は『苦』と同じ読みなので嫌われていましたね、そういえば。なので、9が縁起の良い数字ということが由来の重陽は理解できないのかもしれませんね。



※今回の画像はインターネットのあちらこちらからお借りしました。


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プロフィール

HN:
薬草医ラルフ
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1976/03/08

P R

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