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薬草医ラルフ『龍執事のハテナすぎる角』

Medical Herbalist Ralph ≪ Dragon Butler's Jargon Antlers ≫ (←一応、韻を踏んでいます) 辰年生まれのおっさん生活はいつも何かが ” 深い ” です。日々の出来事を綴ったり、興味のあるものを調べたり、料理の話をしたり、時には手芸や薬草の話をしたり。そんなこんなのブログです。できればPCからの閲覧にご協力くださいませ(スマートフォンでは読みづらいはずです)。

ロシアパンの店『輝陸/キリク』【基礎編】

【注意】
この記事は2013年11月8日に書いた記事です。2017年5月下旬に半分以上の内容を修正し、画像を追加したため新規投稿扱いとしてこちらへ移動しました。




3部構成でロシアパンについて書き綴ります。今回は第2回です。

前回はパンの分類名のロシア語を紹介しました。今回はもっと詳しく見ていきたいと思います。どんどんロシアっぽくなっていくと思います。



【2】リング状のパン

リング状のパンは、大きさと固さによって呼び名が変わります。
 ・Бублик(ブーブリク)
 ・Баранка(バラーンカ)
 ・Сушка(スーシュカ)

すべて小麦粉で作られるリング状の白パンです。ブーブリクがこのなかでは大きさが最大でやわらかいです。やや小型でベーグルっぽい形状のものもあるようです。


逆にスーシュカは、このなかでは大きさが最小で乾パンのように堅いです。バラーンカはその中間くらいです。わかりづらいかもしれませんが、左の画像が Баранка で、右の画像が Сушка です。


これらのリング状のパンは輪に紐を通して保存されることが多いようです。この紐に通されたパンが掛けられている風景に、私はロシアっぽさを感じます。


場所も取らないですし、合理的な感じもします。


・Калач(カラーチ)
『錠前型のパン』の意味です。画像検索では3パターンのデザインを見ることができます。下の画像がもっとも多いパターンのようです。


その他、ロープを輪にしたようなデザインも結構ありました。錠前の形に近いものもありましたが、少数派でした。




       ◆◆◆◆◆◆



【3】ピロシキの形態

普通は具をクルっと包んでしまいますが、わざと具を見せて作るピロシキがあります。その場合、ちがう名称で呼ぶことが多いようです。


・Беляш(ビリャーシュ)
肉の詰め物を上面に出して見せている丸いピロシキです。上面に放射状のひだを作る成形が一般的です。



・Расстегай(ラスチガーイ)
詰め物が上面から見えるように作ったピロシキです。葉っぱ型や半月型が多いようです。


具が見えていると食欲をそそりますよね。なにより、中に何が入っているかわかる『安心感』『開放感』があります。

前回も書きましたが、ピロシキは揚げたものだけでなくオーブンで焼いたものもあります。

また、具も肉だけでなく、魚や野菜、イモ、米、果物なども入れます。初夏には『サクランボのピロシキ』、秋には『リンゴのピロシキ』や『キノコのピクルスのピロシキ』など旬のものを具にするのも好きなようです。



【4】ピローグいろいろ

基本的にはピローグと呼ばれますが、具材によってちがう名称で呼ぶことがあります。


・Кулебяка(クリビャーカ)
大型のピローグのなかでも、魚や肉、キャベツ、粥などを具に使ったものを指すようです。



・Курник(クールニク)
鶏肉入りのピローグを指します。



・Рыбник(ルィブニク)
魚入りのピローグを指します。


ピローグはデコレーションが凝っているのも特徴です。でも、どことなく素朴な飾りつけにロシアっぽさを感じます。

デコレーションもさることながら、形も凝っているものも多いです。ぜひ画像検索してご覧いただきたいです。


ブタですね。きっと具も豚肉なのでしょうね(笑)



       ◆◆◆◆◆◆



【5】ロシアが誇るデコレーションパン

ピローグの飾りも可愛いですが、さらに職人めいたデコレーションを施したパンがあります。

・Каравай(カラヴァーイ)
大型のデコレーションパン。



誕生日などの特別な日に用意されることが多いようです。よく見かけるのは結婚式のウェディングケーキの代わりです。

デコレーションパン ” Каравай ” はロシアが誇るパンだと思います。通常食べる『ケのパン』と、お祝いごとで食べる『ハレのパン』があるなんて、さすがはパンの国ですよね。



【6】編みパン

編みパンを指す単語は、おおよそこの3単語です。
 ・Хала(ハーラ)
 ・Плетёнка(プリチョーンカ)
 ・Витушка(ヴィトゥーシュカ)

そして、辞書にはこのように載っています。
 Хала:細長いねじった白パン ・・・ つまり『ねじりパン』
 Плетёнка:細長い巻き白パン ・・・ つまり『巻きパン』
 Витушка:縒(よ)って作ったパン ・・・ つまり『ツイストパン』

でも、画像検索すると、ハーラとプリチョーンカは『編みパン』のようです。

Хала のほうが4つ編み以上の複雑な編み方の画像がほとんどです。とても芸術的です。


Плетёнка も複雑な編みこみのものもあるのですが、3つ編みが主流で、複雑でも4つ編みまでのような気がします。また、渦巻き型に成形するものもあります。


Витушка は、しめ縄のようなツイスト型がほとんどでした。




【7】『角/つの』という言葉が由来のパン

角という単語『 Рог /ローク』が由来になったパンの呼称が2語あります。
 ・Рогалик(ラガーリク)
 ・Рожок(ラジョーク)

辞書には『クロワッサン』『角笛の形のパン』と載っています。


クロワッサンの場合は折り込み生地ですが、パン生地のものもあります。また、形状もカーブのきついものや、逆にカーブがゆるいものまで様々です。



まだまだありますが、長くなってしまうので繰り越します。

次回はもっとロシアな感じにしたいと思います。



※今回の画像はインターネットのあちらこちらからお借りしました。



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